浅草の歴史にちなんだユニークなイベント

都内最古の寺院と伝えられる古刹のある地・浅草にはたくさんの神社仏閣が集まっており、その多くが著名な観光スポットになっています。

また、それらの寺社にちなんだイベントも、毎月のように開催されます。全国的な知名度を持つお祭りもあれば、知る人ぞ知る行事もありますが、中には、奇祭というほどではありませんが、非常にユニークなイベントも存在します。

それが、大根まつりです。大根まつりは、毎年1月に開かれる年中行事です。場所は、浅草っ子の間では「聖天さま」という愛称で知られるお寺の境内です。浅草駅からもほど近い場所にあるこのお寺は、創建が6世紀の終わりごろにまでさかのぼるという由緒あるものですが、境内にはユニークな特徴があります。

それは、参道脇の提灯や石段の欄干など、あちこちに大根のモチーフが見られるというものです。大根は体内の毒素を中和したり、消化を助けたりする健康食品として古くから庶民の間で珍重されてきました。そしてこのお寺には、そうした大根の効能は「聖天さま」のはたらきによるものであるとして、健康祈願のお供え物とするという伝統がありました。大根まつりは、そうしたお寺の歴史にちなんでいます。イベントの当日は、2、000食分のふろふき大根が用意され、お神酒とともに振る舞われます。「聖天さま」のお下がりであるこの大根を食べれば、無病息災・家内安全の御利益があると信じられており、毎年たくさんの参拝客が詰め掛けます。

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